トラウマになる程の怖い体験聞いてください
袋の女
これは、中学1年の時に体験した話なのですが、俺はS県のH市と言う所に住んでいたのですが、はっきり言って田舎でしたが、新幹線の駅が有った為に、新興住宅地として建て売りの住宅が多数有ります。その中に、一見他の家とは造りが全く違う、見るからに注文住宅と分かる、こだわりを持って建てられたであろう家が1件有りました。
しかし、その家は長い事空き家になっており、いつの間にか幽霊屋敷と言われる様になってました。もちろん俺たちの間でも有名で、そこで幽霊を見たなんて噂は山ほどありましたが、俺はハッキリ言って自分で行こうとは全く思いませんでした。それは、俺が極度のビビリで心霊関係には、めっぽう弱く心霊スポット等も誘われても、何やかやと言い訳を付けて断っていたからです。
そんな時、その家に行こうと親友のAに誘われました。しかし俺は、うまく断ろうとしているとAは
「B子も行くんだけどな」
と、ニヤニヤしながら言いました。当時俺は、B子が好きでその事はAも知っていたから、今思えばわざとB子を誘って俺を連れて行きたかったのだと思います。俺はB子にビビリだと思われたくなくて、ついに行くと言ってしまいました。行くと言ってしまった事を後悔しながらも、俺達は自転車で幽霊屋敷に向かいました。
幽霊屋敷に着くと、そこは住宅地のほぼ中央付近に有るにも関わらず、その家だけが異質な雰囲気を醸し出していました。
俺達は、近くの公園に自転車を止めると、幽霊屋敷まで歩いて行く事にしました。
一緒に幽霊屋敷に行くメンバーは、全部で6人。俺とA、それにB子と、C美。B子とC美は仲が良く、いつも一緒にいました。後は、隣のクラスねDとEですが、DとEとは小学校も同じだったので、メンバーはみんな顔見知りで気兼ねはしなくていい事だけは、良かったと思いました。
そして、歩きながらAが唐突に喋り始めます。
「なぁ、みんな幽霊屋敷が何でずっと空き家になってるか知ってるか?」
そして、みんな詳しくは知らないと言うと、Aが語り始めました。
Aは、そこまで言った後に
「でも、真相は超ヤバイんだよ。でも、これ聞いて幽霊屋敷に行くと呪われるみたいなんだけど聞きたい?」
と言ってニヤリとしました。
俺は、すかさず
「呪われるんじゃ、聞きたくないよ」
と言いましたが、Dが
「もしかして、ビビってる?」
と言いながら俺の顔を覗き込みました。俺はB子にビビリだと思われたくなくて
「別にビビってねーし」
と言うと、なら問題無いだろうと言う事で、Aから真相を聞く事になりました。
Aは、再び話を始めました。
まず、母親が精神を病んだ理由は息子の事故死によるものだったそうです。息子は、当時18歳で免許取りたてだったらしいのですが、走り屋と一緒に峠を攻めている時に事故を起こし亡くなったそうです。それを母親は旦那が浮気をしたせいだと思い込み、旦那を恨む様になって行ったのだそうです。そして、それからすぐに旦那は一切家に帰らなくなったそうなのですが、実は母親に殺されて庭に埋められているのではと言われているそう。そして、母親は近くの神社で首吊り自殺したのだそうです。娘に関しては、旦那の弟さんが探したにも関わらず、家から出た形跡もなく姿を消してしまったらしいです。
今考えれば、中学生の創作だったのかもしれませんが、その後に起きた事を考えると、全てが創作とは思えないのが正直な気持ちです。
敷地は塀に囲まれていて、庭は広いものの、長年手入れされていない為に荒れており、至る所に雑草が生えていました。その割には、玄関までの通路は驚く程草が無く、まるで家に招き入れているかの様に感じました。
ここで、一緒に行った6人について簡単に書いておきます。
まずAは、クラスでも人気者でスポーツ万能でした。勉強はイマイチでしたが、明るく皆を引っ張って行くようなヤツで、俺の親友でした。
次はB子ですが、身長は低いのに中学1年なのに巨乳でした。性格も良く、明るく誰にでも気さくに接していた為か、B子を好きな男子は結構多かったと思います。もちろん俺もその1人でした。
次はC美ですが、彼女は顔は凄く可愛いのに内気なのか本当に大人しく、いつもB子と一緒に居て1人で居る所を見た記憶が有りませんでした。
そして次のDですが、彼はいわゆるヤンチャで、小学生の頃からイタズラしては怒られたりしていました。中学に上がってからは、不良の仲間入りしたらしく、先輩と良くツルんで遊んでいました。今回は、幽霊屋敷の事がDも気になっていたらしく、Aが幽霊屋敷に行く話を聞いて一緒に行く事にした様です。
あとはEなんですが、彼はいわゆるパシリをやらされていて、今回もDに無理矢理連れて来られたみたいでした。とても大人しく、女子からもからかわれる事が多かったです。
そして、ビビリの俺を含めた6人で、ついに幽霊屋敷に入る事になりました。
玄関は鍵が掛っているらしく、Aが
「玄関からは入れないけど、勝手口のドアが開くらしいよ」
と言うと、家の裏の方に進んで行きました。多分、この家の噂を聞いて来る人が、みんなここを通る為か、まるで道の様に、そこだけ雑草が生えていませんでした。家の裏に行くと、勝手口らしきものが見えました。Aは、そのドアに手を伸ばすと、取っ手を捻りました。すると、そのドアは簡単に開いたのです。
結構広い家で、1階だけでもリビングとキッチン以外に4部屋位有りました。俺たちは、キッチンから順番に各部屋を見て行きましたが、3番目に見た部屋が、異様過ぎて見た途端に鳥肌が立ちました。
その部屋は、30cm四方の小さな窓が1つ西面の壁の天井近くに1つあるだけで、後は四方の壁に全て本棚が設置してあり、おびただしい本が並んでいました。床には、多数の本が散乱していました。恐らく、以前に俺たちみたいに忍び込んだ人が散らかしたのだと思いました。そして、6人全員で、その部屋の本棚にどんな本が有るのか調べていた時です。Dが
「静かに!」
と、小声で叫びました。それを聞いてAはDに
「どうした?」
と聞くと
「何か聞こえないか?何か引きずる様な音が」
と言いました。俺たちは、耳を澄ませて聞いてみると、確かに
ズル…ズル…ズル
と、何かを引きずる様な音が聞こえたのです。
すかさずAが
「ヤバイ!誰か来たのかも」
と言い、隠れようと言い出しました。しかし、この部屋に隠れる場所なんて有りません。そうこうしてる間に、引きずる様な音は、部屋のすぐ近くまで来ていました。俺たちは、とりあえずドアが有る壁に張り付いてやり過ごそうと考えました。B子とC美は、今にも泣き出しそうな状態でした。
そして、その音が部屋の所まで来た時、俺は自分の目を疑いました。そこには廊下から部屋に入ってくる女の顔が有ったのです。しかし、その頭は床の上を移動しているのです。その女の顔は、とても生きている人間とは思えないものでした。その女の顔は、6人が同時に見た様で、全員が
「うわぁぁぁぁ!!」
と叫び、部屋の奥に走りました。
ごめんなさいm(._.)m
では、続き投下します
「うぅぅぅぅ、うぅぅぅぅ」
と唸り声をあげながら近づいて来ます。俺は、恐怖で身体がすくんで動けません。B子とC美は、泣き出していました。
そして、女が部屋の中央辺りまで来た時にAが
「いまだ!逃げろ!!」
と叫びました。その声で俺の身体は呪縛が解けた様に動ける様になり、隣りにいたB子の手を握ると、部屋の入口まで走りました。さいわい女の動きは遅かったので、みんな女を避けて入口まで辿りつくと、キッチンまで走りました。もうその家から出たくて仕方なかったのです。俺は、キッチンに入る時に、振り返って見てみると、女がモゾモゾと部屋から出て来るのが見えました。俺は更なる恐怖に襲われ、慌ててキッチンから勝手口を抜け、外に出ました。外に出た後も、全速力で家の敷地を出て、気付けば公園まで逃げていました。そして、その時はじめて全員居るか心配になり、見回すと全員無事に逃げられた様でした。C美はDが手を引き連れて来たそうです。俺は、まだ恐怖が収まらず早く家に帰りたくて仕方有りませんでした。その時初めて気付いたのですが、B子が俺の手を強く握りしめていました。そして、その手は小さく震えていたのです。いくらビビリとはいえ、男の俺でさえ怖くて仕方ないのだから、女のB子はもっと怖いはずだと思い、俺はB子に
「俺、送って行ってやるやよ」
と言うと、B子は涙を浮かべて
「ありがとう」
と小さな声て呟きました。それは、いつものB子とは思えない程弱々しい返事でした。
C美は、Dが同じ方向だからと送って行く事になり、みんな解散しました。
B子の家につくと、B子は
「ありがとう」
と言うと、ハグをしてくれました。俺は、初めてのハグに恐怖も忘れ、下半身が反応してしまいました。B子が玄関を入るまで見送ると、B子は俺にかるく手を振ると玄関のドアを閉めました。俺は、改めてB子の可愛さを再認識しました。
俺は自分の家に着くと、B子の感触を思い出していました。あの家で見たモノは怖かったですが、家に無事ついた安心感からか、恐怖よりもB子の胸の感触が忘れられなかったのです。
しかし、そんな事もその夜の夢で一気に吹き飛びました。
その夢は、あの家の夢でした。俺は1人であの家に入っていて、何故かあの本の部屋に向かっているのです。そして、俺が恐る恐る中を見ると中では、1人の女が、もう1人の女を黒いポリ袋に入れようとしている所でした。そして、袋に入れられようとしている女には、手足が有りません。俺は、凄まじい恐怖を覚え目を覚ましました。おれは、あまりにリアルな夢と恐怖だったので、その晩は電気をつけたまま寝ました。と言っても寝られる訳がありません。結局俺が寝たのは、外が薄ら明るくなってからでした。
俺は、学校に行くとAに夢を見たか聞きましたが、夢は見ていないと言う事でした。B子とC美にも聞きたかったのですが、また怖い思いをさせたくなかったので、DとEに聞いてみる事にしました。するとDも夢は見ていないと言います。やはり自分がビビリだからそんな夢を見たのかと思っていた頃、Eから信じられない事を聞きました。なんと、Eも夢を見たと言うのです。しかも、Eが話した夢の内容は俺のものと全く同じだったのです。そして俺は3日続けて、その夢を見ました。そして、それ以降は夢は見なくなりました。それからしばらくして、あの家の恐怖も薄れた頃、Dが親の仕事の都合で引っ越す事になりました。その話を聞いたC美が泣いていたのを見て、その時初めてDとC美が付き合っていた事を知りました。何でも、あの家に行った後から仲良くなったのだそうとか。
Dは、2年に上がる春休みに引っ越すとの事でした。
俺はと言うと、B子に告る勇気もなく、何の進展も無いまま時は過ぎました。
Dが転校した途端、Eがイジメにあう様になりました。今までは、DがEの事を守っていたらしかったのです。そのDが居なくなって、Eを守る者が居なくなり、イジメの対象になってしまった様です。しかし、あまりに酷かったので1度止めに入ったのですが、多勢に無勢で返り討ちされて、おまけに大半の生徒から無視される様になってしまいました。しかし、AやB子、C美は今まで通りに接してくれたから耐えられたのだと思います。そして1年が経ち3年になった時、Eからメールが届きました。その内容は、今までのイジメの事や、お金を要求されていると言う事でした。しかし、俺は前回の事も有り何もしてあげる事は出来ませんでした。
そして、ある夜、またあの夢を見たのです。
その夢は、最初は同じなのですが、前に目が覚めた所では目が覚めず、俺は恐怖から廊下を音を立てずに歩き、玄関に向かいます。そして、玄関に着く直前に、突然目の前に何かが落ちてきました。いや、落ちてはいません。ぶるさがっているのです。俺は恐る恐る見上げると、それはあの部屋で女を袋に入れていた女の様でした。そしてその女の目は俺を見ていました。すると、女の首が少しづつ伸びていくのです。おれはあまりの恐怖に叫び声を上げました。その瞬間目が覚め、実際に叫び声を出していたらしく親が凄い勢いで部屋にきました。しかし俺は、悪夢を見たとだけ言い、親に部屋から出て行ってもらうと、また電気をつけたまま朝まで震えていました。
そして、それから3日後Eが首吊り自殺をしたと担任に聞かされました。イジメを苦にしての自殺と言う事になりましたが、俺はあの夢が引っかかって仕方有りません。もしさかしてEもまた夢を見て、連れて行かれたのでは?と考えずにはいられないのです。
そして、何故俺とEだけがあの夢を見たのかも未だに分かりません。
終わり
今年で57歳になります
偽物許すまじ
そうなんやな。ちなみにその夢見たのはいつぶりぐらい?
イッチがEと同じ目に合わないことを願う
ヤバい事になった!カタ:(ˊ◦ω◦ˋ):カタ
首吊りはしてません。A~Hまで皆ピンピンしてます。
Dに至ってはもうビンビンのギンギンらしくて今年も奥さんが卵を20個産みました!
黄身が濃くて美味しかったです!
夢に出てくる女の顔 描いてよ
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